チアゾリジン

チアゾリジン 化学構造式
504-78-9
CAS番号.
504-78-9
化学名:
チアゾリジン
别名:
チアゾリジン;1-チア-3-アザシクロペンタン;テトラヒドロチアゾール;チアゾリン;1,3-チアゾリジン
英語名:
THIAZOLIDINE
英語别名:
1,3-Thiazolidine;Thiazole, tetrahydro-;Teneint-H;Ring Parent;THIAZOLIDINE;Thiazolidine >Thiazolidine 95%;Thiazolidine ,98%;TETRAHYDROTHIAZOLE;Cefaclor Impurity 36
CBNumber:
CB4312507
化学式:
C3H7NS
分子量:
89.16
MOL File:
504-78-9.mol
MSDS File:
SDS

チアゾリジン 物理性質

沸点 :
72-75 °C/25 mmHg (lit.)
比重(密度) :
1.131 g/mL at 25 °C (lit.)
屈折率 :
n20/D 1.5508(lit.)
闪点 :
133 °F
貯蔵温度 :
under inert gas (nitrogen or Argon) at 2–8 °C
溶解性:
Chloroform (Sparingly), Methanol (Slightly)
酸解離定数(Pka):
8.84±0.20(Predicted)
外見 :
液体
色:
無色透明
InChIKey:
OGYGFUAIIOPWQD-UHFFFAOYSA-N
LogP:
-1.725 (est)
CAS データベース:
504-78-9(CAS DataBase Reference)
安全性情報
  • リスクと安全性に関する声明
  • 危険有害性情報のコード(GHS)
主な危険性  C
Rフレーズ  34
Sフレーズ  45-36/37/39-26
RIDADR  UN 1993 3/PG 3
WGK Germany  3
RTECS 番号 XJ5123700
国連危険物分類  3
容器等級  III
HSコード  29341000
消防法 危-4-2-III
絵表示(GHS) GHS hazard pictogramsGHS hazard pictograms
注意喚起語 警告
危険有害性情報
コード 危険有害性情報 危険有害性クラス 区分 注意喚起語 シンボル P コード
H226 引火性の液体および蒸気 引火性液体 3 警告
H315 皮膚刺激 皮膚腐食性/刺激性 2 警告 GHS hazard pictograms P264, P280, P302+P352, P321,P332+P313, P362
H319 強い眼刺激 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激 性 2A 警告 GHS hazard pictograms P264, P280, P305+P351+P338,P337+P313P
H335 呼吸器への刺激のおそれ 特定標的臓器毒性、単回暴露; 気道刺激性 3 警告 GHS hazard pictograms
注意書き
P210 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざ けること。-禁煙。
P261 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避ける こと。
P303+P361+P353 皮膚(または髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣 類をすべて脱ぐこと/取り除くこと。皮膚を流水/シャワー で洗うこと。
P305+P351+P338 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコ ンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外す こと。その後も洗浄を続けること。
P405 施錠して保管すること。

チアゾリジン 価格 もっと(10)

メーカー 製品番号 製品説明 CAS番号 包装 価格 更新時間 購入
東京化成工業 T0793 チアゾリジン >98.0%(GC)(T)
Thiazolidine >98.0%(GC)(T)
504-78-9 5g ¥6100 2024-03-01 購入
東京化成工業 T0793 チアゾリジン >98.0%(GC)(T)
Thiazolidine >98.0%(GC)(T)
504-78-9 25g ¥18600 2024-03-01 購入
関東化学株式会社(KANTO) 16531-3A チアゾリジン 98%
Thiazolidine 98%
504-78-9 25g ¥67100 2024-03-01 購入
関東化学株式会社(KANTO) 16531-2A チアゾリジン 98%
Thiazolidine 98%
504-78-9 5g ¥14600 2024-03-01 購入
関東化学株式会社(KANTO) 16531-1A チアゾリジン 98%
Thiazolidine 98%
504-78-9 1g ¥5200 2024-03-01 購入

チアゾリジン 化学特性,用途語,生産方法

外観

無色~ほとんど無色透明液体

種類

説明図

図2. チアゾリジンの誘導体の薬剤

1. チアゾリジン

化合物としてのチアゾリジンそのものは、主に研究開発用の試薬として販売されています。容量には、1g、5g、25gなどの種類があり、常温保存可能な薬品です。

2. チアゾリジン系糖尿病薬

チアゾリジンの誘導体では、前述の通りチアゾリジン系糖尿病薬があります。最初に商品化されたトログリタゾン (商品名ノスカール) は、肝障害の死亡例が相次いだことから、現在は塩酸ピオグリタゾン (商品名アクトス) だけが国内流通しています。

ロシグリタゾン (アバンディア) は、アメリカで販売中ですが、いくつかの臨床研究により心血管イベントの増加が示唆されたため、欧州では市場から撤退しており、日本でも販売されていません。

3. β-ラクタム系抗生物質に含まれるチアゾリジン環

ペニシリンなどのβ-ラクタム系抗生物質の多くは、β-ラクタム環の縮合環としてチアゾリジン環構造を含みます。1942年にペニシリンGが単離されて実用化されて以来、数多くの誘導体が開発されてきました。

解説

チアゾリジン (Thiazolidine)とは、化学式C3H7NSで表される、複素環式化合物の一種です。

飽和五員環の1位と3位に、それぞれチオエーテル基とアミン基が付加した構造を持ちます。CAS登録番号は、504-78-9です。分子量89.16、沸点72~75℃、密度は1.131g/cm3であり、常温では無色の透明な液体です。

消防法では、引火性液体 危険物第4類 第二石油類 危険等級III 非水溶性液体に指定されています。引火点は56℃であり、引火によって有害な分解物である炭素酸化物、窒素酸化物 (NOx) 、硫黄酸化物が発生します。熱、炎、火花、及び、強酸化剤との混触を避けることが必要ですが、通常の保管方法においては安定です。

合成

説明図

図1. チアゾリジンの合成

チアゾリジンは、フタルイミドエチルメルカプタンの加水分解によって合成することができます。水には可溶で、水蒸気蒸留されます。

また、チアゾリジンは、チオールとアルデヒドまたはケトンの縮合反応によっても合成可能です。この反応は可逆であるため、多くのチアゾリジンは、水中では不安定で加水分解されやすくなっています。チアゾリジンの加水分解では、チオールとアルデヒドまたはケトンが生成します。

化学的特性

Thiazolidines are a class of hetrocyclic organic compounds having a 5 membered saturated ring with a thio ether group at 1 position and an amine group in the 3 position. It is sulfur analogue of oxazolidine. Thiazolidines may be synthesized by a condensation reaction between a thiol and an aldehyde or ketone. It is a reversible reaction. Therefore many thiazolidines are labile towards hydrolysis in aqueous solution. Hydrolysis of the thiazolidine generates the thiol and an aldehyde from which it was synthesized.

使用

Thiazolidine was used in the synthesis of homogeneous penicillamine disulphide cross-linked polypeptides.

使用用途

チアゾリジンは、それ自体が利用されることはあまりありませんが、誘導体であるチアゾリジン環を持つ化合物群は薬剤として広く使用されています。例えば、ペニシリンなどのβ-ラクタム系抗生物質の部分構造に含まれている他、酸化体であるチアゾリジンジオン (Thiazolidinedione) の誘導体群は、チアゾリジン系糖尿病薬です。

チアゾリジン系糖尿病薬 (TZD) は、インスリン抵抗改善薬として2型糖尿病の治療に利用されます。国内で市販されている代表的なものは、ピオグリタゾン (Pioglitazone) (代表的な商品名: アクトス) です。

チアゾリジン系糖尿病薬は、核内受容体のひとつであるPPAR-γに結合し、インスリンの抵抗性を悪化させる様々な因子の転写調節をする働きをします。主に末梢組織のインスリン抵抗性改善に有効です。

チアゾリジン 上流と下流の製品情報

原材料

準備製品


チアゾリジン 生産企業

Global( 248)Suppliers
名前 電話番号 電子メール 国籍 製品カタログ 優位度
Hebei Mojin Biotechnology Co., Ltd
+8613288715578
sales@hbmojin.com China 12457 58
Capot Chemical Co.,Ltd.
571-85586718 +8613336195806
sales@capotchem.com China 29797 60
Henan Tianfu Chemical Co.,Ltd.
+86-0371-55170693 +86-19937530512
info@tianfuchem.com China 21695 55
career henan chemical co
+86-0371-86658258
sales@coreychem.com China 29914 58
Hebei Guanlang Biotechnology Co., Ltd.
+86-19930503282
alice@crovellbio.com China 8823 58
Hubei xin bonus chemical co. LTD
86-13657291602
linda@hubeijusheng.com CHINA 22968 58
Chongqing Chemdad Co., Ltd
+86-023-61398051 +8613650506873
sales@chemdad.com China 39916 58
CONIER CHEM AND PHARMA LIMITED
+8618523575427
sales@conier.com China 47465 58
Shaanxi Dideu Medichem Co. Ltd
+86-29-87569265 +86-18612256290
1056@dideu.com China 3683 58
Antai Fine Chemical Technology Co.,Limited
18503026267
info@antaichem.com CHINA 9641 58


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