レーヨン

レーヨン 化学構造式
61788-77-0
CAS番号.
61788-77-0
化学名:
レーヨン
别名:
レーヨン
英語名:
RAYON
英語别名:
RAYON;RAYONFIBRES;Rayon fibers;Viscose rayon;Rayon,purified;PEG-40 SORBITAN PEROLEATE, RAYON
CBNumber:
CB4965956
化学式:
C18H32O16
分子量:
504.43708
MOL File:
61788-77-0.mol

レーヨン 物理性質

安全性情報

レーヨン 価格

メーカー 製品番号 製品説明 CAS番号 包装 価格 更新時間 購入

レーヨン 化学特性,用途語,生産方法

種類

繊維表示の際は、平均重合度が450以上の場合はレーヨン、RAYON、のいずれかで表記されます。その他の場合は、レーヨンもしくはRAYONと表記されます。

ポリノジックとは、レーヨンの中でも高重合度および高結晶度な繊維の名称です。ポリノジックは強度が高く、水に強く、寸法安定性に優れています。また、レーヨンと比較してハリ・コシがあること、細デニールの繊維が製造できることが特徴です。

その他、オーストラリアのレンチング社が商標登録しているモダールという繊維もレーヨンに分類されます。繊維表示ではレーヨン (モダール) と表記されます。モダールは原料にブナの木材を利用するため、複数の木材を混ぜて製造されるレーヨンと比較すると、水に強く、強度が高いことが特徴です。

定義

本品は、再生セルロースである。

性質

レーヨンは、植物などに豊富に含まれるセルロースが主成分です。セルロースを化学処理し溶液状にした後、繊維状に再生することから、化学繊維の中でも再生繊維という種類に分類されます。

やなどと同じ高分子ですが、レーヨンの重合度は約300で、合成繊維と比較すると分子量が小さいのが特徴です。天然由来の原料から生産されているため、自然界の微生物によって分解される性質があります。

歴史

日本では1915年(大正4)に久村清太(くむらせいた)と秦逸三(はたいつぞう)が山形県米沢(よねざわ)市に工場を建設したのがビスコースレーヨン製造の始まりである。日本の生産量は38年(昭和13)に世界第一位の生産量を誇り、多くのレーヨン会社がその品質を競った。第二次世界大戦後は、その生産が復旧したが、55年(昭和30)ころから各種合成繊維の開発により、急激に減少していった。しかし合成繊維と異なり風合い、耐候性、吸湿性などに優れているので、一部でまだ多くの需要がある(たとえばサリー地など)。 ビスコースレーヨンは、パルプをアルカリで処理してアルカリセルロースとし、二硫化炭素を作用させることによってセルロースキサントゲン酸ナトリウムを得る。これはアルカリ液に可溶である。この溶液をビスコースという。この溶液を硫酸浴中へ紡糸口金(ノズル)より圧出すると、ビスコースは凝固し、キサントゲン酸ナトリウムが分解してセルロースが糸状に再生される。この再生糸をレーヨンとよぶ。T‐ダイを使って膜状に酸浴中に圧出するとセルロースフィルム(セロファン)が再生される。 特殊レーヨンとして、純度の高いパルプを原料とし、老成などの工程を短くして、特殊な製法を採用することで強力レーヨンがつくられている。強度を必要とする繊維、ベルト、ホースなどの器材として用いられている。さらに強度の高いレーヨンにポリノジックがある。[垣内 弘][参照項目] | 化学繊維 | クロス | 再生繊維 | ビスコースレーヨン | ビーバン
小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) )

解説

以前は人絹(人造絹糸)、スフ(ステープルファイバー)といわれていたもので、おもにビスコースレーヨンおよびそれに近いものをさす。rayonはフランス語で「光るもの」を意味し、このものが光沢のあることから名づけられた。世界初の人絹は、1884年にフランスのシャルドンネが硝酸セルロースから製造し、これは89年のパリ万国博覧会に「シャルドンネの絹」として出品された。ビスコースレーヨンはイギリスのクロスがビーバンとともに発明し特許を得た(1892)。特殊レーヨンとして、純度の高いパルプを原料とし、老成などの工程を短くして、特殊な製法を採用することで強力レーヨンがつくられている。強度を必要とする繊維、ベルト、ホースなどの器材として用いられている。さらに強度の高いレーヨンにポリノジックがある。

化粧品の成分用途

増量剤、粘着剤

使用

Rayon, the first commercial manmade fiber, is composed of cellulose in a quite pure form. It is produced by the treatment of wood pulp with alkali and carbon disulfide to form a viscous solution of cellulose xanthate. This viscous solution, called viscose, is extruded through spinnerets into an aqueous acid bath that coagulates the cellulose xanthate, decomposes it, and regenerates the cellulose.
Rayon fibers are easily wetted by water and provide easy access to dye molecules. Dyeing may take place by absorption or by reaction with the hydroxyl groups. Rayon fibers may also be dyed with mordant and vat dyes.

製造方法

Viscose rayon is obtained by reacting the hydroxy groups of cellulose with car- bon disulfide in the presence of alkali to give xanthates. When this solution is poured (spun) into an acid medium, the reaction is reversed and the cellulose is regenerated (coagulated).

定義

Generic name for a semisynthetic fiber composed of regenerated cellulose as well as man- ufactured fibers composed of regenerated cellulose in which substituents have replaced not more than 15% of the hydrogen of the hydroxyl groups. Rayon was first made

危険性

Flammable, not self-extinguishing, moder- ate fire risk.

使用用途

繊維であるレーヨンの主な用途は、シーツやカーテン、洋服、下着などのインテリア用品から衣料品です。シルクに似た感触を持つと言われるため、衣料品のなかでも薄く肌触りにこだわる製品に使用されることが多く、かつ安価に製品を製造できるというメリットも合わせ持っています。

ほとんどが衣料品への使用ですが、タイヤの骨組みとなるタイヤコードや外科用の手術道具などにも使用されており、産業上欠かせない素材です。

工業用途

Rayon is a general name for artificial-silk textile fibers or yarns made from cellulose nitrate, cellulose acetate, or cellulose derivatives. In general, the name rayon is limited to the viscose, cuprammonium, and acetate fibers, or to fibers having a cellulose base. Other synthetic-fiber groups have their own group names, such as azlon for the protein fibers and nylon for the polymeric amine fibers, in addition to individual trade names.
Viscose rayon is made by treating the cellulose with caustic soda and then with carbon disulfide to form cellulose xanthate, which is dissolved in a weak caustic solution to form the viscose.
Rayons manufactured by the different processes vary both chemically and physically.

特徴

レーヨンの長所として、肌触りが良い、光沢感を持つ、染色しやすく発色性に優れている、ドレープ性に優れている、耐熱性があることが挙げられます。また、高い制電性を有することから、静電気の発生が少ない点も長所の一つです。

特に通気性、かつ吸湿性も有しているため夏服はもちろん、冬服でも裏地の素材として使用されています。一方、短所として、水に弱く吸湿すると極端に強度が低くなる、洗濯時に縮みやすい、寸法安定性が低いことが挙げられます。これは合成繊維とは異なる特徴なので、日々の取り扱いに注意が必要です。

製造方法

レーヨンの製造方法

レーヨンは、アルカリ処理したセルロース原料をで溶解し、などの酸性溶液中で紡糸して製造されます。二硫化炭素で溶解した溶液は、ビスコースと呼ばれることから、レーヨンはビスコースレーヨン、ビスコース繊維と記載されている場合があります。

開発当初は引張強度が弱く、燃えやすいという致命的な欠点を持っていましたが、後の研究より、レーヨン製造時に添加剤を加えながら繊維状にしていくことで欠点を克服していきました。そのため現在のレーヨンは天然と合成繊維、どちらの特徴も有している繊維です。

レーヨン 上流と下流の製品情報

原材料

準備製品


レーヨン 生産企業

Global( 1)Suppliers
名前 電話番号 電子メール 国籍 製品カタログ 優位度
Hubei Jusheng Technology Co.,Ltd.
18871490254
linda@hubeijusheng.com CHINA 28180 58

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