トリメチルシラン

トリメチルシラン 化学構造式
993-07-7
CAS番号.
993-07-7
化学名:
トリメチルシラン
别名:
トリメチルシラン
英語名:
TRIMETHYLSILANE
英語别名:
Silane, trimethyl-;(CH3)3SiH;TRIMETHYLSILANE;trimethyl-silan;trimethylsilicon;SILICON TRIMETHYL;Trimethylsilane,97%;Trimethylsilane 99.9%;Trimethylsilane 99.99%;2-Methyl-2-silapropane
CBNumber:
CB1264485
化学式:
C3H10Si
分子量:
74.2
MOL File:
993-07-7.mol

トリメチルシラン 物理性質

融点 :
-135,9°C
沸点 :
6,7°C
比重(密度) :
0,638 g/cm3
屈折率 :
1.3800 (estimate)
闪点 :
<-29°C
外見 :
液体
比重:
0.638
水溶解度 :
1.4g/L at 20℃
Hydrolytic Sensitivity:
3: reacts with aqueous base
LogP:
2.2 at 20℃
CAS データベース:
993-07-7
EPAの化学物質情報:
Silane, trimethyl- (993-07-7)
安全性情報
  • リスクと安全性に関する声明
  • 危険有害性情報のコード(GHS)
Rフレーズ  12-36/37/38
Sフレーズ  9-16-26-33
RIDADR  3161
TSCA  Yes
HSコード  2931900050
絵表示(GHS) GHS hazard pictogramsGHS hazard pictogramsGHS hazard pictograms
注意喚起語
危険有害性情報
コード 危険有害性情報 危険有害性クラス 区分 注意喚起語 シンボル P コード
H220 極めて可燃性/引火性の高いガス 可燃性/引火性ガス 1 危険 GHS hazard pictograms P210, P377, P381, P403
H315 皮膚刺激 皮膚腐食性/刺激性 2 警告 GHS hazard pictograms P264, P280, P302+P352, P321,P332+P313, P362
H319 強い眼刺激 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激 性 2A 警告 GHS hazard pictograms P264, P280, P305+P351+P338,P337+P313P
H335 呼吸器への刺激のおそれ 特定標的臓器毒性、単回暴露; 気道刺激性 3 警告 GHS hazard pictograms
注意書き
P210 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざ けること。-禁煙。
P280 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用するこ と。
P321 特別な処置が必要である(このラベルの... を見よ)。

トリメチルシラン 価格

メーカー 製品番号 製品説明 CAS番号 包装 価格 更新時間 購入

トリメチルシラン 化学特性,用途語,生産方法

種類

トリメチルシランは、主に工業用途向けに高圧ガス製品・液化ガス製品として販売されています。高圧ガス保安法における規定に基づき安全に取り扱うことが必須です。

容器温度は、40℃以下に保ち、直射日光の当たらない換気良好な乾燥した場所に保管する必要があります。引火しやすい気体であることから、周囲には火気、引火性、発火性物質を置かないようにしないとなりません。

用途

トリメチルシラン (trimethylsilane) 引火性が非常に大きい。プラズマ相のエッチング液として半導体工業で用いられる。

原理

1. トリメチルシランの合成方法

トリメチルシランの合成法では、トリメチルクロロシラン ((CH3)SiCl) を水素化剤などを用いて還元する方法が一般的です。具体的な方法として、下記が挙げられます。

  • トリメチルクロロシランと (LiAlH4) とジメトキシエタン (DME) 溶媒中もしくは芳香族炭化水素系有機溶媒中で反応させる方法
  • トリメチルクロロシランに (LiH) を反応させる方法
  • トリメチルクロロシランにジエチルアルミニウムハイドライド ((C2H5)2AlH) を反応させる方法

2. トリメチルシランの化学的性質

トリメチルシランは、室温、大気圧下では安定していますが、500℃以上になると炭化ケイ素と水素に分解する可能性があります。自然発火性や水と激しく反応する性質、爆発性はありません。

前述の通り、常温で引火する可燃性の気体です。取り扱いの際は火気を避けることはもちろん、静電気対策も行う必要があります。尚、発火点は310℃です。

使用用途

トリメチルシランの主な使用用途は、半導体製造における成膜の原料です。例えば、プラズマCVD法において、低誘電率層間絶縁膜形成の原料ガスとしてトリメチルシランが使われています。具体的には、SiC、SiOC、SiO2、SiN膜などの材料に用いられます。

合成したトリメチルシランを半導体製造に用いるためには、精製により純度を高めることが不可欠です。代表的な不純物は、メチルシラン、ジメチルシラン、や、合成の過程で残存した未反応のクロロシランなどです。これらの不純物の除去のためには、蒸留操作・再結晶・再沈殿・昇華などを利用した一般的な精製方法が行われています。

その他にも、活性炭を利用する方法や吸収溶液でガスを洗浄する方法なども開発されてきています。これらは、より高効率な精製方法を志向したものです。吸収溶液を用いる方法においては、不純物を含むトリメチルシランをpH2からpH4の吸収溶液に接触させ、洗浄します。

概要

トリメチルシラン (Trimethylsilane) とは、有機ケイ素化合物の一つです。

化学式では C3H10Siと表記されます。他の慣用名には、トリメチルシリルヒドリド (trimethylsilyl hydride) があります。CAS登録番号は、993-07-7です。

分子量74.2、融点-135.9℃、沸点6.7℃であり、常温では無色の気体です。ほぼ無臭か、かすかに不快臭を呈します。密度は0.638g/cm3で、比重は2.6 (空気 = 1) となっており、空気より重い気体です。溶解性は不明ですが水と激しく反応する性質はありません。

引火点は-20℃以下とされており、常温で非常に引火しやすい物質です。自然発火性ではありませんが非常に燃えやすい性質を持っています。適用法令は高圧ガス保安法や大気汚染防止法などです。労働安全衛生法やPRTR法による規制は特にありません。

トリメチルシラン 上流と下流の製品情報

原材料

準備製品


トリメチルシラン 生産企業

Global( 62)Suppliers
名前 電話番号 電子メール 国籍 製品カタログ 優位度
Shanghai Daken Advanced Materials Co.,Ltd
+86-371-66670886
info@dakenam.com China 15928 58
Henan Tianfu Chemical Co.,Ltd.
+86-0371-55170693 +86-19937530512
info@tianfuchem.com China 21691 55
Hubei xin bonus chemical co. LTD
86-13657291602
linda@hubeijusheng.com CHINA 22968 58
career henan chemical co
+86-0371-86658258 15093356674;
factory@coreychem.com China 29826 58
Antai Fine Chemical Technology Co.,Limited
18503026267
info@antaichem.com CHINA 9641 58
Hefei TNJ Chemical Industry Co.,Ltd.
0551-65418671
sales@tnjchem.com China 34572 58
Dayang Chem (Hangzhou) Co.,Ltd.
571-88938639 +8617705817739
info@dycnchem.com CHINA 52867 58
Shaoxin Catsyn Co., Ltd.
+undefined-0575-82040869 +86-0575-82040869;
sales@catsyn.com China 6116 58
QUANJIAO ARGOTECH NEW ELECTRONIC MATERIALS TECHNOLOGY CO.,LTD. +8613913851441 13913851441
murphysong@argotechs.com.cn China 60 58
J & K SCIENTIFIC LTD. 010-82848833 400-666-7788
jkinfo@jkchemical.com China 96815 76

トリメチルシラン  スペクトルデータ(1HNMR、ESR)


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