ケファリン 化学特性,用途語,生産方法
定義
本品は、コムギ胚芽油(*)から得られるホスファチジルエタノールアミンである。
RCO:コムギ胚芽油から得られた脂肪酸アシル基
参照表示名称:コムギ胚芽油
解説
ケファリン,セファリンcephalinともいう。レシチンに似たリン脂質の一種。ホスファチジン酸(グリセリンの三つのヒドロキシ基のうちα(アルファ)、β(ベータ)が脂肪酸と、γ(ガンマ)がリン酸とエステル結合したもの)のリン酸基にさらにエタノールアミンがエステル結合したものをさす。歴史的な呼称で、今日ではホスファチジルエタノールアミンとよばれることが多い。また、エタノールアミンのかわりにセリンが結合したもの(ホスファチジルセリン)を含めてよぶこともある。細菌から高等動物に至る広い分布を示し、とくに生体膜の構成成分として重要。生合成は、活性化されたエタノールアミンやセリンが、ジグリセリドに転移してケファリンとなる。さらにメチル化されるとレシチンとなる。
化粧品の成分用途
皮膚コンディショニング剤
ケファリン 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品