ジグリセロール

ジグリセロール 化学構造式
627-82-7
CAS番号.
627-82-7
化学名:
ジグリセロール
别名:
ジグリセロール;1,1'-オキシビス(プロパン-2,3-ジオール);4-オキサヘプタン-1,2,6,7-テトラオール;3-(2,3-ジヒドロキシプロポキシ)プロパン-1,2-ジオール;α,α'-ジグリセリン;3,3'-オキシジ(1,2-プロパンジオール);3-[(2,3-ジヒドロキシプロピル)オキシ]-1,2-プロパンジオール;4-オキサ-1,2,6,7-ヘプタンテトラオール;3,3'-オキシビス(1,2-プロパンジオール);ビス(2,3-ジヒドロキシプロピル)エーテル;テトラヒドロキシジ-N-プロピルエーテル;ジグリセリン;オキシジ(プロピレンジオール);テトラヒドロキシジプロピルエーテル;テトラヒドロキシジ‐N‐プロピルエーテル;α,α′-ジグリセリン;αα′-ジグリセロール;1,1′-オキシビス(プロパン-2,3-ジオール);3,3′-オキシビス(プロパン-1,2-ジオール);3,3′-オキシジ(1,2-プロパンジオール)
英語名:
DIGLYCEROL
英語别名:
DIGLYCEROL;Diglycerine;glycerinether;3,3’-Oxybis-1;Diglycerol >Glycerine Ether;OXYDI(PROPANEDIOL);3,3'-Oxydipropan-1,2-diol;Tetrahydroxydipropyl Ether;3,3'-oxydi(1,2-propanediol)
CBNumber:
CB3457869
化学式:
C6H14O5
分子量:
166.17
MOL File:
627-82-7.mol

ジグリセロール 物理性質

融点 :
319 °C
沸点 :
214.38°C (rough estimate)
比重(密度) :
1.280 g/mL at 20 °C(lit.)
屈折率 :
n20/D 1.489
闪点 :
240°C
貯蔵温度 :
Room Temperature
溶解性:
クロロホルム、DMSO、メタノール(微量)、水(可溶)
外見 :
酸解離定数(Pka):
13.31±0.20(Predicted)
色:
無色~淡黄色~濃厚
比重:
1.285 (20/4℃)
安定性::
安定。可燃性。強力な酸化剤とは相容れない。
CAS データベース:
627-82-7(CAS DataBase Reference)
安全性情報
  • リスクと安全性に関する声明
  • 危険有害性情報のコード(GHS)
主な危険性  Xi
Rフレーズ  36/37/38
Sフレーズ  26-36
WGK Germany  3
HSコード  2905.49.5001
消防法 危-4-4-III
化審法 (2)-418
絵表示(GHS) GHS hazard pictograms
注意喚起語 警告
危険有害性情報
コード 危険有害性情報 危険有害性クラス 区分 注意喚起語 シンボル P コード
H315 皮膚刺激 皮膚腐食性/刺激性 2 警告 GHS hazard pictograms P264, P280, P302+P352, P321,P332+P313, P362
H319 強い眼刺激 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激 性 2A 警告 GHS hazard pictograms P264, P280, P305+P351+P338,P337+P313P
H335 呼吸器への刺激のおそれ 特定標的臓器毒性、単回暴露; 気道刺激性 3 警告 GHS hazard pictograms
注意書き
P261 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避ける こと。
P264 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。
P264 取扱い後は手や顔をよく洗うこと。
P271 屋外または換気の良い場所でのみ使用すること。
P280 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用するこ と。
P302+P352 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。
P305+P351+P338 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコ ンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外す こと。その後も洗浄を続けること。
P332+P313 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けるこ と。
P337+P313 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。
P403+P233 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉 しておくこと。
P405 施錠して保管すること。
P501 内容物/容器を...に廃棄すること。

ジグリセロール 価格 もっと(7)

メーカー 製品番号 製品説明 CAS番号 包装 価格 更新時間 購入
富士フイルム和光純薬株式会社(wako) W01W0104-0216 ジグリセリン
Diglycerol
627-82-7 25g ¥5700 2024-03-01 購入
東京化成工業 T0119 ジグリセロール >80.0%(GC)
Diglycerol >80.0%(GC)
627-82-7 25g ¥3300 2024-03-01 購入
東京化成工業 T0119 ジグリセロール >80.0%(GC)
Diglycerol >80.0%(GC)
627-82-7 500g ¥11400 2024-03-01 購入
関東化学株式会社(KANTO) 10261-32 テトラヒドロキシジ‐n‐プロピルエーテル
Tetrahydroxydi‐n‐propyl ether
627-82-7 25g ¥2900 2024-03-01 購入
関東化学株式会社(KANTO) 10261-02 テトラヒドロキシジ‐n‐プロピルエーテル
Tetrahydroxydi‐n‐propyl ether
627-82-7 500g ¥19500 2024-03-01 購入

ジグリセロール 化学特性,用途語,生産方法

外観

無色~わずかにうすい褐色, 澄明の液体

性質

ジグリセリンは、水になじみやすい性質を有します。水およびに溶けますが、 エーテルに不溶です。ジグリセリンの引火点は190~202℃程度であり、比重は1.29です。

グリセリンと同様に、肌に対して保湿効果を有します。皮膚に塗布したときにグリセリンよりも軽い感触 (テクスチャー) です。グリセリンおよびジグリセリンはいずれも肌への安全性が高いですが、グリセリンの方がニキビの原因菌を増やしやすいデメリットがあると考えられます。

定義

本品は、グリセリン(*)の2量体である。参照表示名称:グリセリン

溶解性

水, エタノールに易溶, エーテルに不溶。エタノールに溶ける。

解説

ジグリセリンとは、が2つ結合した二量体です。

分子中に4つの水酸基を有する多価アルコールの1種です。別名では、ジグリセロールと称されます。ジグリセリンは、消防法によって「危険物第4類」「第三石油類」に指定されています。

無色無臭であり、透明な粘稠液体です。ジグリセリンは、例えばを脱水縮合反応させてジグリセリンやトリグリセリンなどの混合物を生成させたあと、蒸留によって精製されて製造されます。

吸湿性を有し保湿性が良好であるため、主に各種化粧品の保湿剤として使用されます。

用途

乳化剤、消泡剤

用途

ガスクロマトグラフ用カラム充填剤の調製。

構造

ジグリセリンの分子構造は、文字通りグリセリンが2つ結合しています。各グリセリンの3つのヒドロキシ基 (-OH) のうちの1つが、互いに脱水縮合したような分子構造です。したがって、ジグリセリンは分子中に4つのヒドロキシ基 (-OH) を有します。

化学式はO [CH2CH (OH) CH2OH]2 で表せます。分子量が比較的大きい有機化合物ですが、分子中に4つのOH基を有するため親水性が比較的高い物質です。

4つのOH基のうち1つのOH基に脂肪酸をエステル結合させると、界面活性剤の1種であるジグリセリン脂肪酸エステルとなります。

化粧品の成分用途

保湿.湿潤剤、保水剤

化学的特性

colourless viscous liquid

使用

Diglycerol was used in cosmetic deodorants. It is also a component in thickening and gelatation agents.

その他情報

上述の通り、ジグリセリンからジグリセリン脂肪酸エステルという界面活性剤が得られます。ジグリセリン脂肪酸エステルのジグリセリン部分が親水基であり、脂肪酸部分が疎水基です。

脂肪酸にはいくつかの種類があるため、ジグリセリンにエステル結合した脂肪酸の種類によって、ジグリセリン脂肪酸エステルの界面活性性能が変わります。ジグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、ジグリセリンラウレート、ジグリセリンステアレート、ジグリセリンオレートなどがあります。

なお、ジグリセリンは4つのヒドロキシ基 (-OH) を有するため、理論的には1分子のジグリセリンに4つの脂肪酸がエステル結合できます。しかし、すべてのヒドロキシ基 (-OH) がエステル化されると親水基がなくなるため、界面活性剤としては機能しなくなります。

使用用途

ジグリセリンは、水になじみやすくて肌への刺激性が低いため、基礎化粧品 (化粧水、乳液、洗顔料など) の配合成分として汎用されています。また、皮膚に塗布されたときに温感を付与できるため、マッサージジェルなどにも配合されています。

主な工業用用途は、 (ポリウレタン) の原料、脂肪酸エステルなどの誘導体を合成するための原料、界面活性剤の原料、または水溶性高分子の可塑剤などです。後述するようにジグリセリンは、分子中に4つのヒドロキシ基 (-OH) を有します。ヒドロキシ基 (-OH) は化学反応によって比較的容易に反応するため、ヒドロキシ基 (-OH) を有するジグリセリンからさまざまな化合物を合成できます。

また、ジグリセリンは、例えば (GC) で用いられる強極性カラム充填剤 (固定相液体) として使用されます。

ジグリセロール 上流と下流の製品情報

原材料

準備製品


ジグリセロール 生産企業

Global( 131)Suppliers
名前 電話番号 電子メール 国籍 製品カタログ 優位度
Hebei Mojin Biotechnology Co., Ltd
+8613288715578
sales@hbmojin.com China 12452 58
Hebei Yanxi Chemical Co., Ltd.
+8617531190177
peter@yan-xi.com China 5988 58
Hebei Guanlang Biotechnology Co,.LTD
+8619930503252
daisy@crovellbio.com China 5966 58
hebei hongtan Biotechnology Co., Ltd
+86-86-1913198-3935 +8617331935328
sales03@chemcn.cn China 941 58
Henan Tianfu Chemical Co.,Ltd.
+86-0371-55170693 +86-19937530512
info@tianfuchem.com China 21700 55
Shanghai Time Chemicals CO., Ltd.
+86-021-57951555 +8617317452075
jack.li@time-chemicals.com China 1807 55
career henan chemical co
+86-0371-86658258
sales@coreychem.com China 29914 58
Hebei Guanlang Biotechnology Co., Ltd.
+86-19930503282
alice@crovellbio.com China 8823 58
Shandong chuangyingchemical Co., Ltd.
18853181302
sale@chuangyingchem.com CHINA 5909 58
Chongqing Chemdad Co., Ltd
+86-023-61398051 +8613650506873
sales@chemdad.com China 39916 58

ジグリセロール  スペクトルデータ(13CNMR、IR1、MS)


627-82-7(ジグリセロール)キーワード:


  • 627-82-7
  • bis-(2,3-dihydroxy-propyl)-ether
  • bis-2,3-dihydroxy-propyl-ether
  • Di(2,3-dihydroxypropyl)ether
  • Diglycerine
  • glycerinether
  • Glycerine Ether
  • Diglycerol=Bis-(2,3-dihydroxypropyl)-ether
  • Tetrahydroxydi-n-propylEther=alpha,alpha'-Diglycerol
  • 1,2-Propanediol, 3,3-oxybis-
  • 3,3'-oxydi(1,2-propanediol)
  • TETRAHYDROXYDI-N-PROPYL ETHER
  • OXYDI(PROPANEDIOL)
  • 4-Oxa-1,2,6,7-heptanetetrol
  • DIGLYCEROL
  • 2-Propanediol,3,3’-oxybis-1
  • 3,3’-Oxybis-1
  • 3,3’-oxydi(propyleneglycol)
  • 4-oxaheptan-1,2,6,7-tetraol
  • 3,3μ-Oxydi(1,2-propanediol), Bis(2,3-dihydroxypropyl) ether
  • 1,1'-Oxybis(propane-2,3-diol)
  • 3,3'-Oxybis(1,2-propanediol)
  • 4-Oxaheptane-1,2,6,7-tetrol
  • Oxydi(propanediol) Tetrahydroxydipropyl Ether
  • Tetrahydroxydipropyl Ether
  • Diglycerol (mixture of isomers)
  • Diglycerol >
  • DIGLYCEROL ISO 9001:2015 REACH
  • 3,3'-Oxydipropan-1,2-diol
  • 3,3'-Oxybis(propane-1,2-diol)
  • ジグリセロール
  • 1,1'-オキシビス(プロパン-2,3-ジオール)
  • 4-オキサヘプタン-1,2,6,7-テトラオール
  • 3-(2,3-ジヒドロキシプロポキシ)プロパン-1,2-ジオール
  • α,α'-ジグリセリン
  • 3,3'-オキシジ(1,2-プロパンジオール)
  • 3-[(2,3-ジヒドロキシプロピル)オキシ]-1,2-プロパンジオール
  • 4-オキサ-1,2,6,7-ヘプタンテトラオール
  • 3,3'-オキシビス(1,2-プロパンジオール)
  • ビス(2,3-ジヒドロキシプロピル)エーテル
  • テトラヒドロキシジ-N-プロピルエーテル
  • ジグリセリン
  • オキシジ(プロピレンジオール)
  • テトラヒドロキシジプロピルエーテル
  • テトラヒドロキシジ‐N‐プロピルエーテル
  • α,α′-ジグリセリン
  • αα′-ジグリセロール
  • 1,1′-オキシビス(プロパン-2,3-ジオール)
  • 3,3′-オキシビス(プロパン-1,2-ジオール)
  • 3,3′-オキシジ(1,2-プロパンジオール)
  • 3,3′-オキシビス(1,2-プロパンジオール)
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