cis-クロトン酸 化学特性,用途語,生産方法
性質
trans-2-butenoic acid.C4H6O2(86.09).クロトン酸,塩基の存在下でアセトアルデヒドとマロン酸を縮合させるか,クロトンアルデヒドを酸化すると得られる.
無色の斜状結晶.融点72 ℃,沸点189 ℃.d
154 1.018.水に可溶.cis-2-グデン酸はイソクロトン酸とよばれる.イソクロトン酸は無色の針状結晶.融点13.5~14.5 ℃,沸点169 ℃.d
154 1.0312.n
14D 1.4483.水に可溶.トランス形のほうが安定である.180 ℃ に加熱するとクロトン酸にかわる.
反応性
アンモニア性硝酸銀を還元する。通常クロトン酸といえばこの化合物のトランス形を意味する。ほかに異性体としてシス形のイソクロトン酸 (融点 15.5℃,沸点 169℃) がある。トランス形のほうが安定で,シス形を 180℃に熱するとトランス形に変化する。どちらも炭素と炭素の二重結合特有の反応,すなわち付加反応を示し,また酸化されやすい。次の構造をもつ。
定義
ChEBI: A but-2-enoic acid having a cis- double bond at C-2.
cis-クロトン酸 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品