pentlandite 化学特性,用途語,生産方法
解説
硫鉄ニッケル鉱とも呼ぶ。特殊鋼などに用いられるニッケルのおもな原料鉱物。化学組成(Fe,Ni)9S8。等軸晶系,モース硬度3.5~4,比重4.6~5.0。真鍮(しんちゆう)色,金属光沢。へき開が{111}に発達し,肉眼では“へき開のある磁硫鉄鉱”に見える。カナダのオンタリオ州サドベリには磁硫鉄鉱,黄銅鉱,ペントランド鉱よりなる鉱石を産出する40以上の鉱床があり,世界一のニッケル産地となっている。これらの鉱床は隕石の衝突によって誘発された超塩基性マグマから分離した硫化物溶融体にニッケルと銅が濃集し(ニッケル1~4%程度),それが固結したものと考えられている。
株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版について 情報
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