S-(カルボキシメチル)-L-システイン 化学特性,用途語,生産方法
外観
白色~わずかにうすい褐色、結晶~結晶性粉末
定義
本品は、次の化学式で表される置換アミノ酸である。
溶解性
本品は白色の結晶性の粉末で,においはなく,わずかに
酸味がある.
本品は水に極めて溶けにくく,エタノール(95)にほとんど
溶けない.
本品は希塩酸又は水酸化ナトリウム試液に溶ける.
融点:約186℃(分解).
用途
有機合成原料。
用途
SH 基を有する化合物です。 粘液ムコタンパクのジスルフィド結合を解離 する作用を示します。
用途
SH 基を有する化合物です。
粘液ムコタンパクのジスルフィド結合を解離
する作用を示します。
化粧品の成分用途
皮膚コンディショニング剤
効能
粘液溶解薬
商品名
ムコダイン (杏林製薬); ムコダイン (杏林製薬); ムコダイン (杏林製薬)
確認試験
(1) 本品0.2gに酢酸鉛(Ⅱ)試液1mL及び水3mLを加えて振
り混ぜた後,水酸化ナトリウム0.2gを加え,直火で1分間加
熱するとき,暗褐色~黒色の沈殿を生じる.
(2) 本品につき,赤外吸収スペクトル測定法の臭
化カリウム錠剤法により試験を行い,本品のスペクトルと本
品の参照スペクトルを比較するとき,両者のスペクトルは同
一波数のところに同様の強度の吸収を認める.
定量法
本品を乾燥し,その約0.25gを精密に量り,0.1mol/L
過塩素酸20mLを正確に加えて溶かし,酢酸(100)50mLを加
え,過量の過塩素酸を0.1mol/L酢酸ナトリウム液で滴定
〈2.50〉する(電位差滴定法).同様の方法で空試験を行う.
0.1mol/L過塩素酸1mL=17.92mg C
5H
9NO
4S
純度試験
(1) 溶状 本品1.0gを水酸化ナトリウム試液10mLに溶か
すとき,液は無色澄明である.
(2) 塩化物 本品0.20gを水10mL及び硝酸20mL
に溶かし,水を加えて50mLとする.これを検液とし,試験
を行う.比較液は0.01mol/L塩酸0.40mLに硝酸20mL及び水
を加えて50mLとする(0.071%以下).
(3) アンモニウム 本品0.25gをとり,試験を行う.
比較液にはアンモニウム標準液5.0mLを用いる(0.02%以下).
ただし,本試験は減圧蒸留法により行う.
(4) 重金属 本品1.0gをとり,第2法により操作し,
試験を行う.比較液には鉛標準液2.0mLを加える(20ppm以
下).
(5) ヒ素 本品1.0gをとり,第3法により検液を調
製し,試験を行う(2ppm以下).
(6) 類縁物質 本品0.30gを0.2mol/L水酸化ナトリウム試
液10mLに溶かし,試料溶液とする.この液2mLを正確に量
り,0.2mol/L水酸化ナトリウム試液を加えて正確に100mL
とする.この液1mLを正確に量り,0.2mol/L水酸化ナトリ
ウム試液を加えて正確に10mLとし,標準溶液とする.これ
らの液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験
を行う.試料溶液及び標準溶液5μLずつを薄層クロマトグラ
フィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板に原線に沿って
長さ15mmにスポットする.次に1-ブタノール/水/酢酸
(100)混液(3:1:1)を展開溶媒として約10cm展開した後,
薄層板を80℃で30分間乾燥する.これにニンヒドリンのア
セトン溶液(1→50)を均等に噴霧した後,80℃で5分間加熱
するとき,試料溶液から得た主スポット以外のスポットは,
標準溶液から得たスポットより濃くない.
貯法
容器 気密容器.
乾燥減量
0.30%以下(1g,105℃,2時間).
強熱残分
0.1%以下(1g).
化学的特性
white to slightly off-white amorphous powder
使用
Carbocisteine is a mucolytic agent used in the treatment of respiratory disorders ranging from the influenza virus infection to chronic obstructive pulmonary disease (COPD).
安全性プロファイル
contact. A riot control agent. When heated
S-(カルボキシメチル)-L-システイン 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品