ゼノタイム 化学特性,用途語,生産方法
定義
本品は、主にリン酸イットリウムからなる鉱物である。
構造
YPO4.ゼノタイムは,リン酸イットリウム鉱ともいう.火成岩,変成岩中の微量成分鉱物.ペグマタイト,気成鉱床中にも産出する.正方晶系,空間群 I41/amd.格子定数 a0 = 0.689,c0 = 0.604 nm.単位格子中に4個の基本組成を含む.へき開{100}完全.常磁性体.Yを置換してTh,U,Zrを含む.森北出版「化学辞典(第2版)
解説
ゼノタイムは,希土類元素、とくにイットリウム族希土のもっとも重要な鉱石鉱物の一つ。花崗(かこう)岩質ペグマタイト、ある種の火成岩や変成岩、高温熱水鉱床などのほか、これらに由来する漂砂鉱床中に産する。自形は背の低い正方両錐(すい)形が普通で、しばしばジルコンと平行連晶parallel growth(複数の結晶が結晶軸を互いに平行した状態で共存しているもの)をなす。福島県石川町、三重県津市美杉(みすぎ)町竹原などが産地として有名。学名はギリシア語で異常を意味するゼノスと、何々を記念してを意味するティムとの複合語に由来する。-(Y)は含有される希土類元素中、イットリウム(Y)がもっとも多いことを示す。他にもxenotime-(Yb)がある。[加藤 昭]
化粧品の成分用途
結合剤、皮膚コンディショニング剤
ゼノタイム 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品