11.1 毒性情報
急性毒性
LD50 経口 - モルモット - オスおよびメス - 1,414 mg/kg
(OECD 試験ガイドライン 401)
備考: (EU) 1272/2008規則, Annex VI (Table 3.1/3.2)に基づく分類
急性毒性推定値: 吸入 - 11.1 mg/l - 蒸気
(専門家の判断)
備考: (規則 (EC) No 1272/2008, Annex VI)
LD50 経皮 - モルモット - オスおよびメス - > 2,000 mg/kg
(OECD 試験ガイドライン 402)
備考: (ECHA)
皮膚腐食性/刺激性
皮膚 - ウサギ
結果: 皮膚に刺激性。 - 4 h
(理事会規則 (EC) No. 440/2008,付属書, B.4)
備考: (ECHA)
備考: (規則 (EC) No 1272/2008, Annex VI)
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
眼 - ウサギ
結果: 眼に刺激性。 - 24 h
(OECD 試験ガイドライン 405)
備考: (規則 (EC) No 1272/2008, Annex VI)
呼吸器感作性又は皮膚感作性
マキシマイゼーション試験 - モルモット
結果: 陰性
(OECD 試験ガイドライン 406)
生殖細胞変異原性
試験タイプ: Ames 試験
テストシステム: Salmonella typhimurium
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
方法: OECD 試験ガイドライン 471
結果: 陰性
試験タイプ: 変異原性(ほ乳類での細胞試験): 染色体異常。
テストシステム: チャイニーズハムスター卵巣細胞
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
方法: OECD 試験ガイドライン 473
結果: 陰性
試験タイプ: in vitro哺乳動物細胞遺伝子変異試験
テストシステム: チャイニーズハムスター卵巣細胞
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
方法: OECD 試験ガイドライン 476
結果: 陰性
試験タイプ: 小核試験
種: マウス
細胞型: Red blood cells (erythrocytes)
投与経路: 腹腔内
方法: OECD 試験ガイドライン 474
結果: 陰性
発がん性
データなし
生殖毒性
動物試験により、過剰暴露が生殖機能の障害を引き起こす可能性がある。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
データなし
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
データなし
誤えん有害性
データなし
11.2 追加情報
反復投与毒性 - ラット - オス - 経口 - 90 Days - 無毒性レベル - < 69 mg/kg
反復投与毒性 - ウサギ - オスおよびメス - 経皮 - 90 d - 無毒性レベル - > 150 mg/kg
RTECS: KJ8575000
ヒトへの暴露量が200ppmを越えると知覚脱失、腎障害、肝障害、異常血液像(赤血球減少、網赤血球
増多、顆粒球増多、白血球増多など)が現れると予測され、赤血球の脆弱化および血尿を来す可能性も
ある。2-ブトキシエタノールを飲み込むと、酸味から灼熱感に転じたのち、舌しびれ感を生じるなど感
覚神経終末麻痺が認められる。, 中枢神経系抑鬱, 頭痛, 昏睡状態
化学的、物理的および毒性学的性質の研究は不十分と考えられる。