11.1 毒性情報
急性毒性
LD50 経口 - ラット - オスおよびメス - > 5,000 mg/kg
(OECD 試験ガイドライン 401)
LC50 吸入 - ラット - オスおよびメス - 4 h - > 4.95 mg/l
(OECD 試験ガイドライン 403)
備考: 制限試験
LD50 経皮 - ラット - オスおよびメス - > 5,000 mg/kg
(OECD 試験ガイドライン 402)
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
皮膚 - ウサギ
結果: 皮膚刺激なし
(OECD 試験ガイドライン 404)
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
眼 - ウサギ
結果: 眼への刺激なし
(OECD 試験ガイドライン 405)
呼吸器感作性又は皮膚感作性
マキシマイゼーション試験 - モルモット
結果: 陰性
(OECD 試験ガイドライン 406)
生殖細胞変異原性
Ames 試験
Salmonella typhimurium
結果: 陰性
変異原性(ほ乳類での細胞試験): 染色体異常。
人間のリンパ球
結果: 陰性
OECD 試験ガイドライン 474
マウス - オスおよびメス - 骨髄
結果: 陰性
OECD 試験ガイドライン 478
ラット - オスおよびメス
結果: 陰性
発がん性
発がん性- ラット- オスおよびメス- 吸入(蒸気)
IARC: この製品に 0.1% 以上存在している成分で、IARC によりヒト発がん性物質の可能性があ
る、となり得る、またはヒト発がん性物質であるとして確認されている物はない。
生殖毒性
データなし
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
データなし
急性毒性(吸入) - 粘膜の炎症
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
データなし
吸引性呼吸器有害性
吸引性呼吸器有害性, 吸引すると肺浮腫と肺炎を起こす可能性がある。
追加情報
反復投与毒性 - ラット - オスおよびメス - 経口 - 90 d - 無毒性レベル - >= 5,000 mg/kg
亜慢性毒性
反復投与毒性 - ラット - オスおよびメス - 吸入 - 90 d
亜慢性毒性
RTECS: YQ1525000
化学的、物理的および毒性学的性質の研究は不十分と考えられる。
全身への影響
咳, 頭痛, 多幸症, 酩酊, 粘膜のやけど, 息切れ, 吐き気, 意識消失
飲み込むと傷害することがある
肺
6~18個の炭素原子をもつ脂肪族炭化水素全般に該当: 直接吸い込むと、つまり非常に特殊な状況(噴霧、
スプレー、エアロゾルの吸入等)で生じることのある状態として、肺炎。場合により肺水腫も伴う。
その他の危険な特徴を除外してはならない。
十分な衛生的作業を行い安全規定に従って取扱う。