急性毒性
経口
データ不足。なお、ラットのLD50値は505 mg/kg(RTECS (2009))との報告があるが、詳細不明である。GHS分類:分類できない データ不足。なお、ラットのLD50値は505 mg/kg(RTECS (2009))との報告があるが、List 3のデータであり、詳細不明である。
経皮
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
吸入:ガス
常温で液体(liquid)(Merck (14th, 2006))である。GHS分類:分類対象外 常温で液体(liquid)(Merck (14th, 2006))である。
吸入:蒸気
ラットのLC50値は716 ppm/4h(RTECS (2009)、FUNDAMENTAL AND APPLIED TOXICOLOGY 8, 101-106 (1987))。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度(4605 ppm)の90%より低いので、ミストがほとんど混在していない蒸気として気体の基準値を適用した。GHS分類:区分3 ラットのLC50値は716 ppm/4h(RTECS (2009)、元文献:FUNDAMENTAL AND APPLIED TOXICOLOGY 8, 101-106 (1987))に基づき、元文献の記載を確認し区分3とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度(4605 ppm)の90%より低いので、ミストがほとんど混在していない蒸気として気体の基準値を適用した。
吸入:粉じん及びミスト
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
皮膚腐食性及び刺激性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
データなし。なお、ウサギの正常眼に亜硝酸アミルを適用し、表面にほんの僅かな傷害を起こした(HSDB (2003))との報告がある。GHS分類:分類できない データなし。なお、ウサギの正常眼に亜硝酸アミルを適用し、表面にほんの僅かな傷害を起こした(HSDB (2003))との報告がある。
呼吸器感作性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
皮膚感作性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
生殖細胞変異原性
in vivo 試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro 試験では、エームス試験およびCHO細胞を用いた染色体異常試験でいずれも陽性(NTP DB (1981))の報告がある。GHS分類:分類できない in vivo 試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro 試験では、エームス試験およびCHO細胞を用いた染色体異常試験でいずれも陽性(NTP DB (1981))の報告がある。
発がん性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
生殖毒性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
本物質は狭心症、およびシアン化合物中毒の解毒のために医薬品使用されている。投与により平滑筋弛緩作用を示し、末梢血管拡張、血圧低下を起こし(医療用医薬品集(2010))、大量吸入ばく露後の症状として、顔面紅潮、拍動性頭痛、チアノーゼ、脱力、不穏、錯乱などを起こす(PATTY (5th, 2001))と記載されている。医薬品添付文書には、重大な副作用として頻度不明ながら、メトヘモグロビン血症、チアノーゼおよび溶血性貧血の記載もある(医療用医薬品集(2010))ことから区分1(心血管系、血液系)とした。また、高濃度の亜硝酸エステル類の吸入では、上記の症状に加え、めまい、運動失調、失神、鎮静作用、虚弱感など神経系様の症状が見られる(厚生労働省・薬事、食品衛生審議会指定薬物部会議事資料(2006))とも記載されていることから区分1(神経系)とした。GHS分類:区分1(心血管系、血液系、神経系) 本物質は狭心症、およびシアン化合物中毒の解毒のために医薬品使用されている。投与により平滑筋弛緩作用を示し、末梢血管拡張、血圧低下を起こし(医療用医薬品集(2010)、List1相当)、大量吸入ばく露後の症状として、顔面紅潮、拍動性頭痛、チアノーゼ、脱力、不穏、錯乱などを起こす(PATTY (5th, 2001))と記載されている。医薬品添付文書には、重大な副作用として頻度不明ながら、メトヘモグロビン血症、チアノーゼおよび溶血性貧血の記載もある(医療用医薬品集(2010))ことから区分1(心血管系、血液系)
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
吸引性呼吸器有害性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。