急性毒性
経口
ラットのLD50値は263.3 mg/kg(雄)および269.6 mg/kg(雌)(RTECS (2010))である。GHS分類:区分3 ラットのLD50値は263.3 mg/kg(雄)および269.6 mg/kg(雌)(RTECS (2010):元文献 Niigata Igakkai Zasshi. Niigata Medical Journal: 84, 438, 1970)に基づき、元文献の記載を確認の上、区分3とした。
経皮
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
吸入:ガス
GHSの定義における固体である。GHS分類:分類対象外 GHSの定義における固体である。
吸入:蒸気
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
吸入:粉じん及びミスト
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
皮膚腐食性及び刺激性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
呼吸器感作性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
皮膚感作性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
生殖細胞変異原性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。
発がん性
ラット及びマウスの2年間経口投与による発がん性試験で、本物質による腫瘍性病変、前腫瘍性病変、または非腫瘍性病変の発生は見られなかった(HSDB (2004))との記載があるが、それ以上の詳細は不明のため分類できない。GHS分類:分類できない データ不足。なお、ラット及びマウスの2年間経口投与による発がん性試験で、本物質による腫瘍性病変、前腫瘍性病変、または非腫瘍性病変の発生は見られなかった(HSDB (2004))との記載があるが、それ以上の詳細は不明のため「分類できない」とした。
生殖毒性
ラットの交配前から経口投与した生殖毒性試験において、親動物雄で死亡と体重増加抑制に加え、精巣萎縮あるいは精子形成の減少を伴う交尾の減少、親動物雌では交尾行動の低下が見られたその一方、仔では死亡率の増加および吸収率の増加が認められた(HSDB (2004))。また、妊娠ラットに経口投与した試験において、母動物の一般毒性の記載はないが、未熟児(10.8%)が観察されたほか、総死亡胎仔数の増加、生存胎仔数の減少傾向が認められた(RTECS (2010))。以上の報告に基づき区分2である。さらに、母乳中へ移行が報告されていることから、授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる(医療用医薬品集 (2010))との記述により、追加区分:授乳に対するまたは授乳を介した影響とした。GHS分類:区分2、追加区分:授乳に対するまたは授乳を介した影響 ラットの交配前から経口投与した生殖毒性試験において、親動物雄で死亡と体重増加抑制に加え、精巣萎縮あるいは精子形成の減少を伴う交尾の減少、親動物雌では交尾行動の低下が見られたその一方、仔では死亡率の増加および吸収率の増加が認められた(HSDB (2004))。また、妊娠ラットに経口投与した試験において、母動物の一般毒性の記載はないが、未熟児(10.8%)が観察されたほか、総死亡胎仔数の増加、生存胎仔数の減少傾向が認められた(RTECS (2010): 元文献 Oyo Yakuri. Pharmacometr
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
本物質は交感神経β-受容体遮断作用を有し、医薬品として本態性高血圧症、狭心症、洞性頻脈に使用され、重大な副作用として、心不全の誘発・悪化、心胸比増大(1%未満)の記載がある(医療用医薬品集 (2010))。動物試験では、ラットの急性毒性試験(LD50: 263.3~269.6 mg/kg)における毒性症状として、自発運動抑制、運動失調、痙攣の記載(RTECS (2010))があることから区分1(心血管系、神経系)に相当する。 本物質は交感神経β-受容体遮断作用を有し、医薬品として本態性高血圧症、狭心症、洞性頻脈に使用され、重大な副作用として、心不全の誘発・悪化、心胸比増大(1%未満)の記載がある(医療用医薬品集 (2010))。動物試験では、ラットの急性毒性試験(LD50: 263.3~269.6 mg/kg)における毒性症状として、自発運動抑制、運動失調、痙攣の記載(RTECS (2010):元文献 Niigata Igakkai Zasshi. Niigata Medical Journal: 84, 438, 1970)
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
本物質は交感神経β-受容体遮断作用を有し、医薬品として本態性高血圧症、狭心症、洞性頻脈に反復使用され、重大な副作用として、心不全の誘発・悪化、心胸比増大(1%未満)が現れることがあり、重要な基本的注意として長期投与の場合は心機能検査を定期的に行う(医療用医薬品集 (2010))と記載されている。また、本物質を投与された患者の15~19%に、めまい、疲労、不眠が発生し、さらに、患者の4~10%に異夢、視力障害、感覚異常、脱力、神経過敏、不安が認められる(HSDB (2004))との記載から区分1(心血管系、神経系)に相当する。 本物質は交感神経β-受容体遮断作用を有し、医薬品として本態性高血圧症、狭心症、洞性頻脈に反復使用され、重大な副作用として、心不全の誘発・悪化、心胸比増大(1%未満)が現れることがあり、重要な基本的注意として長期投与の場合は心機能検査を定期的に行う(医療用医薬品集 (2010))と記載されている。また、本物質を投与された患者の15~19%に、めまい、疲労、不眠が発生し、さらに、患者の4~10%に異夢、視力障害、感覚異常、脱力、神経過敏、不安が認められる(HSDB (2004))との記載に基づき区分1(心血管
吸引性呼吸器有害性
データなし。GHS分類:分類できない データなし。