血清アルブミン 化学特性,用途語,生産方法
性質
プレプロアルブミンとして肝で合成.17個のS-S結合.浸透圧調整,脂肪酸輸送に関与
解説
血清アルブミン,血液中にあるアルブミン.血漿タンパク質(6.7~8.3 g/100 mL)の約50% を占める.エタノールあるいは硫酸アンモニウム分画法により精製,結晶化される.分子量6.9×104,pI4.9.
森北出版「化学辞典(第2版)
応用
血清アルブミン,溶液中では大きな水和層を有し,血漿タンパク質の半分を占めることから,血液の浸透圧,生体の水分調節に重要な役割を果たしている.一方,イオン,脂肪酸,界面活性剤,色素,医薬品などと結合することが知られ,血液中にあって“搬送体”あるいは“ごみ箱”の作用をするとも考えられている.タンパク質と低分子物質の相互作用のモデルとして,物理化学的研究が詳細になされている.
天然物の起源
ヒト血清:25~609ウシ血清:25~607
血清アルブミン 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品