安全データシート

ブラストサイジンS

改訂日:2024-01-29版番号:1

1. 化学品及び会社情報

製品識別子

  • 製品名: ブラストサイジンS
  • CB番号: CB2269508
  • CAS: 2079-00-7
  • 同義語: ブラストサイジンS

物質または混合物の関連する特定された用途、および推奨されない用途

  • 関連する特定用途: 農薬(殺菌剤、失効農薬)
  • 推奨されない用途: なし

会社ID

  • 会社名:Chemicalbook
  • 住所:北京市海淀区上地十街匯煌国際1号棟
  • 電話:400-158-6606

2. 危険有害性の要約

GHS分類

物理化学的危険性
火薬類   分類対象外
可燃性・引火性ガス   分類対象外
可燃性・引火性エアゾール   分類対象外
支燃性・酸化性ガス類   分類対象外
高圧ガス   分類対象外
引火性液体   分類対象外
可燃性固体   分類できない
自己反応性化学品   分類対象外
自然発火性液体   分類対象外
自然発火性固体   区分外
自己発熱性化学品   分類できない
水反応可燃性化学品   分類対象外
酸化性液体   分類対象外
酸化性固体   分類対象外
有機過酸化物   分類対象外
金属腐食性物質   分類できない
健康に対する有害性
急性毒性(経口)   区分2
急性毒性(経皮)   区分5
急性毒性(吸入:ガス)   分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気)   分類できない
急性毒性(吸入:粉じん)   分類できない
急性毒性(吸入:ミスト)   分類できない
皮膚腐食性・刺激性   区分3
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性   区分2A
呼吸器感作性   分類できない
皮膚感作性   区分外
生殖細胞変異原性   分類できない
発がん性   分類できない
生殖毒性   分類できない
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)   区分2(心臓 )
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)   分類できない
吸引性呼吸器有害性   区分1
環境に対する有害性
水生環境急性有害性   分類できない
水生環境慢性有害性   分類できない
ラベル要素
絵表示又はシンボル
GHS06
注意喚起語
危険
危険有害性情報
飲み込むと生命に危険
皮膚に接触すると有害のおそれ
軽度の皮膚刺激
強い眼刺激
飲み込み、気道に侵入すると生命に危険のおそれ
心臓の障害のおそれ
注意書き
【安全対策】
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
適切な保護眼鏡、保護面を着用すること。
粉じん、ヒューム、スプレーを吸入しないこと。
【応急措置】
飲み込んだ場合、直ちに医師に連絡すること。
飲み込んだ場合、口をすすぐこと。
気分が悪い時は、医師に連絡すること。
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
皮膚に付着した場合、皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを求めること。
眼に入った場合、眼の刺激が持続する場合は医師の診断、手当てを受けること。
ばく露した時、又は気分が悪い時は、医師に連絡すること。
飲み込んだ場合、無理に吐かせないこと。
【保管】
施錠して保管すること。
【廃棄】
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。

3. 組成及び成分情報

  • 化学名又は一般名: ブラストサイジンS
  • 分子式(分子量): C17H26N8O5 (422.446)
  • CAS番号:: 2079-00-7
  • 官報公示整理番号(化審法・安衛法): 化審法-    安衛法-
  • 分類に寄与する不純物及び安定化添加物: データなし
  • 濃度又は濃度範囲: 1

4. 応急措置

吸入した場合

医師の手当、診断を受けること。
被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。

皮膚に付着した場合

皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。
汚染された衣類を脱ぐこと。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
化学物質が除去されるまで、多量の水と石鹸で洗うこと。

目に入った場合

水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。

飲み込んだ場合

口をすすぐこと。
医師の手当、診断を受けること。

5. 火災時の措置

消火剤

水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類

使ってはならない消火剤

棒状放水

特有の消火方法

危険でなければ火災区域から容器を移動する。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。
移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却する。

消火を行う者の保護

消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。

6. 漏出時の措置

人体に対する注意事項、保護具および緊急措置

作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び保護措置』の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。
漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
関係者以外の立入りを禁止する。
風上に留まる。
密閉された場所に立入る前に換気する。
全ての着火源を取り除く。

環境に対する注意事項

河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。

回収・中和

漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。

7. 取扱い及び保管上の注意

取扱い

技術的対策
『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
局所排気・全体換気
『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。
安全取扱い注意事項
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
眼に入れないこと。

保管

技術的対策
データなし
混触危険物質
データなし
保管条件
施錠して保管すること。
容器包装材料
データなし

8. ばく露防止及び保護措置

管理濃度

未設定

許容濃度(ばく露限界値、生物学的ばく露指標)

日本産衛学会(2007年版)
未設定
ACGIH(2007年版)
未設定

設備対策

作業場には全体換気装置、局所排気装置を設置すること。
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗顔器と安全シャワーを設置すること。

保護具

呼吸器の保護具
適切な呼吸器保護具を着用すること。
手の保護具
適切な保護手袋を着用すること。
眼の保護具
適切な眼の保護具を着用すること。
皮膚及び身体の保護具
適切な保護衣を着用すること。

衛生対策

この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。

9. 物理的及び化学的性質

物理的状態

形状
固体(結晶)
白色
臭い
データなし
pH
データなし

融点・凝固点

235℃: NITE (Access on 2008)

沸点、初留点及び沸騰範囲

データなし

引火点

データなし

自然発火温度

データなし

燃焼性(固体、ガス)

データなし

爆発範囲

データなし

蒸気圧

1.75E-016 mm Hg at 25℃ : Physprop (Access on 2008)

蒸気密度

データなし

蒸発速度(酢酸ブチル=1)

データなし

比重(密度)

データなし

溶解度

30000 ppm (20℃): Kis-net (Access on 2008)

オクタノール・水分配係数

-4.68: Physprop (Access on 2008)

分解温度

データなし

粘度

データなし

粉じん爆発下限濃度

データなし

最小発火エネルギー

データなし

体積抵抗率(導電率)

データなし

10. 安定性及び反応性

安定性

法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる

危険有害反応可能性

データなし

避けるべき条件

データなし

混触危険物質

データなし

危険有害な分解生成物

データなし

11. 有害性情報

急性毒性

経口
ラットを用いた経口投与試験のLD50値55.9mg/kg(HSDB, 2004)及び16mg/kg(RTECS, 2004)のうち、低い値の16mg/kgに基づき区分2とした。
経皮
ラットを用いた経皮投与試験のLD50値3100mg/kg(HSDB, 2004)、>500mg/kg(RTECS, 2004)に基づき区分5とした。
吸入
吸入(ガス):   GHSの定義における固体。
吸入(蒸気):   データなし。
吸入(粉じん):   データなし。
吸入(ミスト):   データなし。

皮膚腐食性・刺激性

ヒト皮膚に発疹をおこす、毒性作用は皮膚に認められる、病理学的変化は皮膚同様粘膜にみられる(HSDB, 2004)との記述があることから、少なくとも軽微な皮膚刺激性を有するものと判断し、区分3とした。

眼に対する重篤な損傷・刺激性

ヒト眼を刺激する(HSDB, 2004)との記述があることから、区分2A-2Bとした。なお、細区分は困難である。

呼吸器感作性又は皮膚感作性

呼吸器感作性:データなし。 皮膚感作性:ヒトパッチ試験における陰性知見(HSDB, 2004)から、区分外とした。

生殖細胞変異原性

Ames試験での陰性知見(HSDB, 2004)のみで、データ不足のため分類できない。

発がん性

ラット2年間投与(慢性毒性あるいは発がん性)試験において悪影響はみられなかった(HSDB, 2004)が、データ不足のため分類できない。

生殖毒性

データなし

12. 環境影響情報

水生環境急性有害性

データ不足のため分類できない。

水生環境慢性有害性

データ不足のため分類できない。

13. 廃棄上の注意

残余廃棄物

廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。

汚染容器及び包装

容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。

14. 輸送上の注意

国際規制

海上規制情報
該当しない
航空規制情報
該当しない
UNNo.
該当しない

国内規制

陸上規制情報
毒劇法の規制に従う。
海上規制情報
該当しない
航空規制情報
該当しない

特別安全対策

データなし

15. 適用法令

毒物及び劇物取締法

劇物(法第2条別表第2)(法令番号:2-71)
劇物(指定令第2条)(政令番号:86)

労働基準法

疾病化学物質(法第75条第2項、施行規則第35条・別表第1の2第4号1・昭53労告36号)

16. その他の情報

略語と頭字語

ADR: 道路による危険物の国際輸送に関する欧州協定
CAS: ケミカルアブストラクトサービス
EC50: 有効濃度 50%
IATA:国際航空運送協会
IMDG: 国際海上危険物
LC50: 致死濃度 50%
LD50: 致死量 50%
RID: 鉄道による危険物の国際運送に関する規則
STEL: 短期暴露限度
TWA: 時間加重平均

参考文献

【1】労働安全衛生法 ウェブサイト https://www.mhlw.go.jp
【2】化学物質審査規制法(化審法)https://www.env.go.jp
【3】化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) https://www.chemicoco.env.go.jp
【4】NITE化学物質総合情報提供システム (NITE-CHRIP)https://www.nite.go.jp/
【5】カメオケミカルズ公式サイト http://cameochemicals.noaa.gov/search/simple
【6】ChemIDplus、ウェブサイト http://chem.sis.nlm.nih.gov/chemidplus/chemidlite.jsp
【7】ECHA - 欧州化学物質庁、ウェブサイト https://echa.europa.eu/
【8】eChemPortal - OECD 化学物質情報グローバルポータル、ウェブサイトhttp://www.echemportal.org/echemportal/index?pageID=0&request_locale=en
【9】ERG - 米国運輸省による緊急対応ガイドブック、ウェブサイトhttp://www.phmsa.dot.gov/hazmat/library/erg
【10】有害物質に関するドイツ GESTIS データベース、ウェブサイトhttp://www.dguv.de/ifa/gestis/gestis-stoffdatenbank/index-2.jsp
【11】HSDB - 有害物質データバンク、ウェブサイト https://toxnet.nlm.nih.gov/newtoxnet/hsdb.htm
【12】IARC - 国際がん研究機関、ウェブサイト http://www.iarc.fr/
【13】IPCS - The International Chemical Safety Cards (ICSC)、ウェブサイトhttp://www.ilo.org/dyn/icsc/showcard.home
【14】Sigma-Aldrich、ウェブサイト https://www.sigmaaldrich.com/
免責事項:

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