カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム三水和物 化学特性,用途語,生産方法
外観
赤黄色、結晶~粉末
溶解性
水にやや溶けにくく、メタノール又はエタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
用途
日本薬局方収載 「サフラン」の指標成分「クロシン」測定用、「サンシシ」確認試験用
用途
薬理研究用。
用途
毛細血管の抵抗性を増大する
作用を示します。
確認試験
(1) 本品の水溶液(1→100000)につき,紫外可視吸光度測
定法により吸収スペクトルを測定し,本品のスペク
トルと本品の参照スペクトルを比較するとき,両者のスペク
トルは同一波長のところに同様の強度の吸収を認める.
(2) 本品につき,赤外吸収スペクトル測定法の臭
化カリウム錠剤法により試験を行い,本品のスペクトルと本
品の参照スペクトルを比較するとき,両者のスペクトルは同
一波数のところに同様の強度の吸収を認める.
(3) 本品の水溶液(1→100)はナトリウム塩の定性反応(1)
を呈する.
pH 本品0.8gを水50mLに加温して溶かし,冷却した
液のpHは5.0~6.0である.
定量法
本品約0.25gを精密に量り,水50mLに溶かし,あら
かじめカラムクロマトグラフィー用強酸性イオン交換樹脂
(H型)20mLを用いて調製した直径10mmのカラムに入れ,1
分間に4mLの流速で流出させる.次に,水150mLでカラム
を洗い,洗液は先の流出液に合わせ,0.05mol/L水酸化ナト
リウム液で滴定する(電位差滴定法).同様の方法で空試験を行い,補正する.
0.05mol/L水酸化ナトリウム液1mL
=16.11mg C
10H
11N
4NaO
5S
純度試験
(1) 溶状 本品1.0gを水50mLに加温して溶かし,放冷す
るとき,液は澄明である.また,この液につき,紫外可視吸
光度測定法により試験を行うとき,波長590nmにお
ける吸光度は0.070以下である.
(2) 重金属 本品1.0gをとり,第2法により操作し,
試験を行う.比較液には鉛標準液2.0mLを加える(20ppm以
下).
(3) 類縁物質 本品50mgを水100mLに溶かし,試料溶液
とする.この液2mLを正確に量り,水を加えて正確に
200mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液10μL
ずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー
〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液の各々のピーク面
積を自動積分法により測定するとき,試料溶液のカルバゾク
ロムスルホン酸以外のピークの合計面積は標準溶液のカルバ
ゾクロムスルホン酸のピーク面積より大きくない.
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:360nm)
カラム:内径4.6mm,長さ25cmのステンレス管に7μm
の液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シ
リカゲルを充てんする.
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相:リン酸二水素アンモニウム1.2gを水1000mLに
溶かし,必要ならば孔径0.4μmのメンブランフィルタ
ーを用いてろ過する.この液925mLにエタノール
(95)75mLを加えて振り混ぜた後,リン酸を加えて
pH3に調整する.
流量:カルバゾクロムスルホン酸の保持時間が約7分に
なるように調整する.
面積測定範囲:溶媒のピークの後からカルバゾクロムス
ルホン酸の保持時間の約3倍の範囲
システム適合性
検出の確認:標準溶液2mLを正確に量り,移動相を加
えて正確に20mLとする.この液10μLから得たカル
バゾクロムスルホン酸のピーク面積が,標準溶液のカ
ルバゾクロムスルホン酸のピーク面積の7~13%にな
ることを確認する.
システムの性能:本品及びカルバゾクロム10mgずつを
水100mLに加温して溶かす.この液10μLにつき,上
記の条件で操作するとき,カルバゾクロムスルホン酸,
カルバゾクロムの順に溶出し,その分離度は3以上で
ある.
システムの再現性:標準溶液10μLにつき,上記の条件
で試験を6回繰り返すとき,カルバゾクロムスルホン
酸のピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である.
貯法
容器 密閉容器.
化学的特性
Carbazochrome sodium sulfonate is Yellow Solid
使用
Carbazochrome sodium sulfonate is a Phosphatidylinositol hydrolysis inhibitor in endothelial cells.
カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム三水和物 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品